つまりオマエが大好きなんだ

というかあの頃のアオキシュウゾウの楽しさは異常。どんだけだよホント。

そういう感じです。あんまりモエが足りないので、研究室の先輩相手に色々話してました（笑
近代史研で取り合えずどこかに遊びに行こうという計画。
京都って結構無いですよね困りますよね。
取り合えずインクラインて如何ですか的な案が出て、だったらついでに無隣庵も行きませんかと提案してみる。一応近代史だしヤマガタアリトモ記念館的なのもあるし。
一瞬で却下されました。ゴキ○リをスリッパで叩くような、そんな形相でした。ちょ、先ｐ・・・。

どうやら先輩の講読授業時代に、ヤマガタアリトモの汚職人生を一年間かけて勉強したらしく（笑
どうにもヤマガタって好きになれないんよ、あの汚職。
最早本人すら汚職扱い。
結局インクラインの方向で固まりそうですが、無隣庵は取り合えず無視るらしいです（笑
ていうか羨ましい授業だな・・・。

そんで旧キャンの図書館で総督関係の話を漁ってたら、何かやたらとネタ本を見つけた（笑
奇兵隊日記とか井上馨ネタとかガタとかヤジとか俊輔とか。

取り合えず、「伊藤公賓（？）録」の一ページ目。

月面

力強い筆で書いてありました。
何のアポロかと一瞬吹いた後、あの時代は横文字は右から読むんだったと思い出す。
面月。
字が汚くて月に見えるけど、ホントは目かもしれない。
面目。
何にしろ一ページ目に何書いてんの俊輔。

ガタは、「山県有朋関係文書」って奴です。ガタの可哀想さが全面に押し出されていて大変楽しいです。
ガタが受け取った手紙が山ほど載ってる本ですが、ものっそい笑えます。
俊輔がわざわざ総督のこと知ってんだぜははんとか自慢してみたり、桂さんの冒頭の挨拶文が取り合えず総督の病状だったり、明治時代に鬱って引きこもった木戸さんを迎えに行こうと俊輔が誘ってみたり、ヤジが、山田に伝言頼むぜと意味不明かつパシリな手紙を送ってきたり、しています。
特に俊輔は、世外（聞多）とのラブラブ（死）生活を手紙でガタに自慢しています。俊輔がガタに送る手紙に、聞多の名前多すぎ。
桂さん。総督が心配で心配で、もうすぐ死んじまうかもしれないんだよどうしようという手紙をガタに送っています。
やじ。可愛すぎ。
「やじも勉強だけは人に譲られずにすれども、何分覚へのないのにはらがたつやら、くやしいやら。残念至極なり（原文）」
しかもこの後に、西郷さんに、別の手紙で的山によろしくって言ってたり。
面倒だから俊輔に説明を丸投げしてみたあとはよろしくごめんねという手紙を送ってみたり、その直後にセンスを贈ってみたり、やじ、大変自由です。


そんなヤジに送られた手紙が「品川弥二郎関係文書」です。
アオキシュウゾウが大変に壊れています。
アオキは英語でヤジに手紙を書いているので、丁寧にも本にまとめてくれた方が和訳してくださってるんですが、なんでかえらくフレンドリーに訳されていてものっそ笑えます。
取り合えず、寺島が嫌いらしく、ヤジに寺島の忠告は受け取るなと言っておき、寺島の腰ぎんちゃく（アオキ談）の塩田嫌いの域をぶちぬいて嫌いらしいです。
塩田はきにいらない。塩田だけは（一等書記官に任命するのを）止めてくれ。いずれにしても決して塩田だけはよこしてくれるな。しかし塩田だけはどうしてもいやだ。
と散々塩田の悪口を書きなぐった挙句、二週間後に突然手紙を送ってきて、その追伸部分で何の脈絡も無く「塩田などくたばってしまえ！」と叫んでいます（笑）何があったんだろ・・・。
アオキの爆弾発言は続きます。
同じ二週間後の手紙の冒頭で、「君たちはまったく恐れ入った奴等だ、文明国ヨーロッパで「カゲマ」を楽しんだとは（略）」

ヤジ！？

ちなみにヤジは「楽しんだカゲマ」（笑）とのアレコレを事細かに手紙に書き記してアオキに送っているらしいです。アオキはそれを「指をくわえて君たちのみだらな話を楽しんだ」そうです。
この頃からヤジはアオキの手紙をスルーしているようで（笑）何で返事をくれないのだ、と次の手紙で語っています。もうアオキが可愛くて仕方ない。

ついでに、このあたりの手紙でアオキは爆弾を投下します。

君のやさしい顔をまのあたりに見ることに勝る甘き喜びはわが人生にありえない（略）君の唇以外、この世のいずこにわが傷をいやすものを求めらyo……
という何だか良くわからん詩を六行分、ヤジに送っています（爆
アオキが知り合った少女に送った詩を載せてみたらしいですが、これを受け取った瞬間のヤジの反応を見てみたい。ほんとに見てみたい。
アオキはどうやら近所のオバちゃん並にゴシップが好きだったらしく、誰の結婚相手がどうだとか誰と誰が「温めあっていた」とか子どもが出来たとかそういう事をヤジに送りまくっています（爆笑

あー、楽しい。


あんまり楽しかったので、読みふけってたら閉館した図書館に閉じ込められそうになってものっそい怖かったです。
適当にコピってきたので、ガタとか奇兵隊とかヤジとかを、今から解読です楽しいです。
奇兵隊日記、高杉高杉書き杉。

鬱陶しい日記だなコレ･･･。