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「密航留学生たちの明治維新」
井上馨と幕末藩士
犬塚考明、著
日本放送出版教会
2001年8月25日発行
大学図書館
長州ファイブと薩摩留学生。
馨さん。
当時の留学と文明について。
俊輔。
総督。
馨さんの話です。
当時でいう留学はホント命がけだったわけですね…。見つかったら死刑ですからね。
綱わたり…
というかものすごい方法で金を借りる聞多。
オマエっ…!
でもそのあとちゃんと謝ってんですよ。やっぱアニキだ(笑
周布さんがとても格好よかった。「~物は実際に見て――」ていう文書がやっぱすげぇと思いました。
アノ時代で先を読んで動いてる人ってすごいっすよね…。象山先生とか。どの視点から物みてたんだろ…。
そういや結構外国から見た日本の記述があって、ああそんな風に見てたんだ、とかさ。
意外と日本=珍しいみたいなイメージで取られてて、遅れてるってな感じには取られてなかったみたいだけども。
日本ブームがあったとか書いてあって面白かったです。
イギリスで薩長の留学生同士が仲良くなってたりする記述を見たりすると、国土から離れて物を見るってすごいことなんだと思いました。
国内では戦争してんのに…。
山尾がかっこよくかかれてて、何か笑いました(酷
明治になってから、馨さんの欧化政策は色々と理由があったと書かれてました。
単に欧化ではなく、優れたものを何でも取り込む姿勢が大切、とか、条約改正の為に欧米諸国と並ぶ必要があった、とか。
なんにしろ賄賂のことは書いてなかったので、ちょっと気になるところです。
そういや、総督から聞多とか、聞多から総督宛の手紙がいっぱい載ってて、それがまたモエです。
総督が引きとめますからね、聞多を。
大親友(違)とか言っちゃいますから。
でも取り合えず金の面で総督は多大にお世話になったようです(笑