ハロー、でぃーのくん

某金髪イタリアンなマフィアの方ではありませんスイマセン。


でぃーのくんは恐竜です。ステゴサウルスです。

左さん１●年前はぴちぴちの保育園児だったわけですよ（唐突
ホントぴちぴちでして、あっちへびちびちこっちへびちびち冬でも半そでで川遊びみたいな、そんな感じでした。
保育園の話は何度か書いてる気がしなくもないんですが、取り合えずすげェところで、左が今まで出合ったどの環境より暴力的というかなんというか。
ゴミ箱に頭から突っ込まれるとか。七段竹馬（天井くらい）から吹っ飛ばされるとか。プールに沈められるとか。
とても楽しい思い出です。がけっぷちで芋ほり大会とかね、真冬のザリガニ釣りとかね、すげェ楽しいから。手、凍るから。

違くて。

そんな感じの保育園だったわけですが、年長組ン時に、裏山（山持ってました。どんぐり山って名前でした）に遊びに行ってたわけです。クラスで。こぢんまりな保育園だったんで、一学年（？）に二十人で一クラスしかないみたいな。
そこで、先生が恐竜の骨らしき白い物体（と当時は信じていた）を拾いました。
これ恐竜の骨ちゃうん。
小さいころは先生は神様ですから。
そんなわけで、その骨の持ち主はでぃーのくんと名づけられ、左たちの友達になったわけです。
せんせー考古学者さんの知り合いいるから、これ調べてもらってくるわ。
考古学者は恐竜掘りません先生。
というのを知ったのは小学校でした。
で、三週間くらいして、それはステゴサウルスの骨だと判明（爆）日本にステゴさんはいないとか、少なくとも山には転がってないとか。六歳なんで。
そんで、騙しに騙された左たちは大いに盛り上がりまくったわけです。
そんで、もっと骨が落ちてないか裏山に探しに行ったら、なんとそこにでぃーのくんからのメッセージが。
葉っぱにマジックで（死
なんと、でぃーのくんは古代竜（恐竜）の生き残りで、妖精のティンクと生きているとか。でぃーのくんはもちろん字が書けないので、メッセージはティンクが書いたらしいです。
よく考えたら、骨拾ったのにメッセージとかホラー以外の何モノでもないっつーか。でも六歳だった左たちはとりあえず大喜びで、一時期でぃーのくんを祭り上げてました。
今と大して変わりません。

それから何度かメッセージのやり取りをしたのですが、忘れもしませんあの最後の夏の合宿。お泊り保育って普通保育園に泊まるよね、という色々を無視して、なんかやたらと遠くまで連れて行かれた覚えがあります。キャンプファイアーしました。燃えろー燃えろーとか歌いました。

しかし、その合宿はでぃーのくんとの別れの時でもあったのです。
でぃーのくんは、もう他の山に移らなければならなくなったので、最後に合宿中の左たちにこっそり会いに来てくれるらしいのです。そんで、みんな悲しみにくれながら、それぞれ贈り物と、皆からケーキ（たしかホール）をプレゼントすることにしました。
みんなで森に肝試し的に出かけていって、その奥地（笑）にケーキとか置いて。
それででぃーのくんとサヨナラです。
なんかものすげ泣いた覚えがあります。

宿舎に戻ったその夜に、職員部屋でそのケーキを先生方がおいしく食ってました。



オチまで完璧でしたからね、あの話。
つか今から思うと爆笑なんですが、やっぱ当時は楽しかったです。そういうわけで、でぃーのくんは永遠の友達なわけです。
小さい頃ってやっぱ世界広いっすよねー・・・どんぐり山とか、前昇ったら低すぎるわ通り抜けたら造成地だわですんげェ切なかったな・・・

突然保育園とかスイマセン。
今年で、左たちの時の園長・・・先生が退職するそうです。一回も園長先生とか呼んだことねー。
しねえんちょーとか。えんちょうばーかとか。はなせこらえんちょーとか。そんな感じでした。
靴に砂詰めてごめん。その上に水かけてごめん。さらに隠してごめん。そんで帰ってごめん。あれ次の日同じところにあったってことは、スリッパか裸足で帰ったんよね・・・ごめん。
つかね、園長マジ怖いんすよ。顔が。もうドス一丁で討ち入りを果たすくみちょー的な、そんな顔なんすよ。くれよんなしんちゃんのえんちょーみたいなさ。バザーで酒売るし。飲んでるし。つか日々飲んでたし。
これ、えんちょーの後継ぐ人絶対カタギじゃ無理だと思ってたら、次のえんちょー、知り合いのおっちゃんでした。去年くらいまでヤのつく危ない職業の人でした。今は奥さんにやしなってもらってる的な感じの、要するにマダオです。奥さんには頭上がりません。

だいじょーぶかなー・・・あそこ・・・

でも大好きっす。